火星の月の下で

日記がわり。

◆市長選・市議選

奈良市長選・市議選が終了。とりあえず夕方頃に投票してきました。
本日の朝刊で結果を見ると、なんと投票率50%。前回が37%くらいでしたから、けっこう皆興味あったんですなぁ。
奈良市民以外は毛ほども興味ないだろうから簡単に書いておくと、前回の選挙で市民派が、与野党相乗りの現職(当時)に圧勝。市債発行を抑える等、そこそこの成果をあげたものの、税金未納が発覚して不信任案決議。この間、助役・収入役も否決されてちょっとした無政府状態だったわけです。
で、今回の選挙なんですが、(地方選挙としては)高い投票率、加えて相乗り高級官僚出身(しかも他県の出身)対現職市民派市長、というどっちもどっちな対決だったんですが、結果、相乗り官僚出身が僅差で逃げ切り。
深夜の選挙速報とか見てると、放送終了時段階で、まったく大勢不明、という、近来稀に見る僅差。選挙バトルとしては、かなり面白かった。
それで世間的な関心(あくまでも地元で、ですが)も高かったんだろうけど、住民とはいえ、他県出身者の私としては市議の方に興味があった。
一応、国政選挙と地方選挙とではスタンスを代えています。
国政の場合には、政党で選ぶ。これがほぼ9割、よほどのことがないと、嫌いな政党には入れません。
地方選挙の場合は、基本的に人物、というか政治活動ですね。奈良は大阪や神戸のように人口が巨大ではないので、環境問題とか福祉関連とかの活動がさほど意識しなくても、普通の生活レベルでかなりわかります。で、そういうことをしてるかどうか、で選ぶ。
大阪や東京にいたときもこのスタンスだったんだけど、大都市だとそういった活動がすこぶるわかりにくかったんですよね。ちょっと調べないとわからない。そういう意味では選挙に行きやすい土地柄ともいえますな。
今回投票した人も、政党としては賛同しかねる、というか、国政だとまず投票はしないんですが、うちの近辺の森林の環境問題に選挙以前から尽力してたのは知ってたので、その人にしました。
ただし、条件があって、宗教政党はたとえ地方であっても不可、の姿勢です。
この宗教政党の問題。先般尼崎の市議選挙で、みごとな横並び当選で、組織票の恐ろしさをあらためて思い知らされたもんでしたが、奈良でも、尼崎ほどの横並びではなかったものの、全員当選。かなり鬱でした。
近畿って悲しいことにこういうのが多いんだよなぁ。
地方議員(県議も含めて)に、この宗教政党が何人いるか、っていうのが民度の低さのパロメーターになるように思う。投票率50%でもまだふるいにかけられない、っていうのは、かなり暗澹たる気分になります。
さて、今回、生まれて初めて「出口調査」を体験しました。(^_^) 
以前は東京、大阪といった都市部だったのと、たいてい早朝に選挙に行ってたので、こういうアンケートは体験したことがなかったので、少し嬉しかった。・・・まぁ、何回も受けるとウザったくなるんでしょうけど。
奈良テレビ、だったんだけど、従業員人数が零細企業並みの地方U局、がんばってるなぁ、というか、こういうイベントのときくらいしか活躍の場がないんだろうなぁ、と思い、ウキウキと書いてきました。