火星の月の下で

日記がわり。

食料危機は来る

前にも書いたかもしれんが、こんなまとめ記事があがってたので、それについて少し。
食料危機 どう転んでも日本は滅亡する
まだ4大工業地帯、なんて単語がある程度意味を持ってて、工業も農地も適度に分散していた昭和40年頃までは、都市部の人間でも、それこそ旧市街で親子3代育ってきました、みたいなごく少数の特殊な例外を除いて、たいてい都市住民でも家庭菜園くらいはやってたものだったのだ。
ましてや、親族の誰かが農地の出身だったとしたら、それこそ栽培技術は今の「日本の技術者」なみに敬意を払われて、皆少しずつ身の丈にあった技を伝授してもらい、家庭菜園にいそしんでいたものだった。
うちは母方の祖父が播州豪農出身ということもあってか、稲のバケツ栽培やら、簡易水稲栽培なんかは教わった。
それ以外にも、家庭菜園の入門とも言える簡単なネギ、ジャガイモから、けっこうやっかいな果樹に至るまで一通り教育は受けた。同世代にもけっこうそういうのがいる。皆都心住まいだが。
だが、40から下の都市居住層を見て見ると、とたんにその比率が減るように思う。
さすがに土とプランターさえあれば、ネギとジャガイモくらいはできると思うが、たぶんそこから先はできないんじゃないかな・・・。
ジャガイモにしても、簡単,簡単とよく言われるが、効率よくおいしく生産しようと思ったら、寄せ土とか、根分けみたいなことは必要だし、収穫のタイミング、あるいは防虫対策(マンションの室内栽培でも虫はつくことがある)なんかは、書物だけでなかなか習得できるものではない。
かなり遠縁になるが、いまだに山陽地方中国山地の山奥に親戚がいるので、たまに話を聞きにいったり、大阪とかにでてきてくれた時に聞いたりするのだが、このごろとみに「食料難は来そうだなぁ」といったことばが、なにげなくもれてくることがある。今年も8月の法事のときに、聞いた。
農産地にいると、作物の流通とか、海外比率とかが手に取るようにわかるので、危機感は相当肌で感じるらしい。
「とにかく自分達の食い分は、今まで以上にしっかり確保しとかんと」みたいな話もちょくちょく聞くし、都心部に住む仲間からも聞くことが多い。
「首都圏はあんなに人が来て、支那人とかチョンとかも来てるし、しかも農民をバカにしてるから、まずあそこから崩壊する」と聞かされて、少し驚いたもんである。というのも、われわれが子供の頃の食料危機は、南九州方面で起こるんじゃないか、と言われていたからだ。(地質等の関係)
ところが最近はむしろ南九州は生き残れる、むしろかつて安全と言われていた首都圏が危ないんじゃないか、と言われてだしている。
大阪という土地は、意外と地味はそんなに悪くなく、都市部ゆえ土壌の汚染はあるものの、家庭菜園でも無理をしたら食っていけないこともない、ところが南関東地方は、それをメインにするにはかなり苦しい、というのも、いろいろ聞いた。関東の農民からも聞いた。
ただ、そういう事態は私が死んでからのことだろうから、どうでもいいとは思うけど、妻子のいる人は、子孫のことゆえ心配になるんだろう、自衛策はいろいろと始まっているところと、そうでないところが、色分けされてきつつあるようだ。
もっとも、首都圏はその前に、支那人朝鮮人に乗っ取られてしまいそうな勢いではあるが。(笑)