火星の月の下で

日記がわり。

◎スレイヤーズRはおっさんホイホイか?

スレイヤーズ REVOLUTIONが「おっさんホイホイ」に!
わしも見た。ほいでもって、アニメブログの方に感想あげたけど、まぁ、アドレス知ってる人は見てちょ。わしも見事にホイホイされてるから。(笑)
正直言うと、90年代のテレビ・スレイヤーズは、それほど好きってほどではなかったし、原作のあらいずみイラストが好きだったので、宮田さんらしからぬ粗い設定画に少々失望していたりしていた。
後日、現場の地獄状況を聞くに及んで、宮田さんにあの絵の責を求めるのは筋違いだ、と思うようにはなったけど、いずれにせよ、それほど好きな作品ではなかったのだ。いや、もちろん嫌いってわけでもなかったし、どっちかというと、好きな部類ではあったんだが。
ではなぜ、あそこまでホイホイされてしまうのか。
それはあの再現度の高さにあったと思う。
普通、かつてのスタッフ、CV、制作チームなんかを集めても、時の流れとか、個人の力量の変化、場合によっては衰えとか、あるいはもっと時代の嗜好性の変化とか、そういうモロモロのものがあって、かつてと同じように、とはなかなかいかないものだ。
CVさんにしてからが、最近の声優の短期間の酷使から、なかなか若いときの声質を維持するのが難しくなっていると思う。
それがどうだ、見てみると、かなり昔のテイストを維持したうえで、適度にグレードアップしてるし、かつての絵の抜け具合まで再現されている。
中の人は、林原、松本両人は言うに及ばず、緑川、真仁ちゃんに至るまで、昔の声なのだ。あ、いや、まじんちゃんは昔に比べて、少しうまくなっているようだったのだが・・・まじんちゃんはうまくなったらいかんと思うぞ。(爆)・・・これアニメブログにも書いちゃったことではあるが。(^_^;
ともかく、あれくらい、長所も短所もひっくるめて昔のテイストが再現されてたら、そりゃあホイホイされますって。(笑)
しかもラストのしめくくりで、別人の唱えるドラグスレイブの詠唱で終っており、リアルタイムで体験した世代だと、あの「黄昏よりもくらきもの・・・」はけっこうクルものがあると思う。
まぁ、リアルタイムっつっても、前シリーズのとき、既に40代だったので、ガキの郷愁みたいなものではなかったけどね。
ということで、あれくらい完成度の高い再現性は、最近ではちょっと例をみないと思う。
最近流行の変則2期システムとかっていうのならわからなくもないんだが、テレビ版第3作『TRY』からだけでも、既に10年以上経ってるんだからなぁ。。。