火星の月の下で

日記がわり。

▽アイスランド金融危機

国家全体が破産してしまったような形になってしまったアイスランド共和国
好きな国だったので、ショックなんだが、どうも情勢は好転しない。
混迷の通貨政策(アルゲマイネ)。日本語の概要はこっち。アイスランド中銀が一転して6%利上げ、為替安定やIMFへの配慮と説明
昨日の、サムライ債が27日、債務不履行条件に該当したニュース、および
アイスランド、北欧諸国などとも融資交渉 総額60億ドル程度に、さらに
アイスランド国民、内外の金融政策に不満 首相退任求めデモ
とにかく人口が30万程度、という軽さが事態を一層深刻にしているわけで、この先どうなるのか、はなはだ心配であるな。
西側にとっての「地政学的側面」さらに「経済地図」としての側面なんかで注目をあびてるけど、なんといっても文化的にかなり貴重な国なんで、なんとか治まってほしいところなんだが・・・。まぁ、文化で飯は食えんからなぁ。
アイスランドがやってた金融政策に問題があったので、自業自得、みたいな側面も確かにあるんだが、漁業程度しか経済手段がなく、しかもあのあたりの漁獲量が落ちてきてたり、捕鯨問題からEUには入れなかったりと、事情を考えると金融に傾斜していったのもある程度仕方ないかなぁ、という気もする。
人口規模を考えると、第2次産業を主柱にする、というのはかなり困難だしね。もちろん、酪農以外の農業は絶望的だし。
あと気になるのは、あの周辺の島嶼自治体。
フェロー諸島とか、ヘブリデス諸島とか大丈夫なんだろうか。
アイスランドほどの極端な金融政策をしてなければ、それほどの傷にもなっていないと思うけど、フェロー諸島なんか人口4万8千程度だし、今回のアイスランドみたいなことにでもなったら、いっぺんにふっとんでしまいそうなだけに・・・。