火星の月の下で

日記がわり。

◎10月期は変なのが多くて嬉しい

10月期新作は『流星の双子』と『超電磁砲』の2本で決まりだろう、と思ってたら『そらのおとしもの』というとんでもない大穴がでてきたり、『キルミンずぅ』が明るいバンパイヤをやってたり、『ミラクルトレイン』がかなりダメな方向で面白かったり、『けんぷファー』が痛さ全開だったりと、今期は変なのが多すぎ。
つうことで、今期のお気に入りとか予想とかではなく、変なところに絞って出だしの部分だけ簡単に回顧しておく。
・本命の2本。『超電磁砲』と『流星の双子』
まあまあ無難な立ち上がり。
ただ『超電磁砲』に、少し粗がでるときがあるのがちょっと気がかり。
・『そらのおとしもの
もう各所で話題騒然の第2話EDだが、あそこだけ取り出してみてもダメなんであって、あそこに収束していく全体のドラマを見ないといけないわけだ。
もっとも、そのドラマ部分も「好きな娘には好きなぱんつをはかせたい」という、どこか違った方向で狂っていたりするので、全編通してみると、脳の病み具合がいっそう堪能できます。
それと作画技術が『超電磁砲』なみに高い。
・『キルミンずぅ
これは第3話にきて、変な方向性がチラチラ見えてきた。
娘が「人と猫なんか愛し合えない」とまっとうなことを言っているのに「どうして?」と、まるで獣姦を薦めるかのごとき口調で語る母親がいたり、主人公の学校へ引っ越してきてた金髪東欧幼女が、実は人ではなくて、アニマリアンという種族で、婿を探しに来てたり、ヒロイン3姉妹が魔法の呪文を介しているとはいえ、幼女→着ぐるみ→動物への3段変身をやってくれたり、ライトな『バンパイヤ』を見る想いである。
これがどうして幼女むけで、夕方やっているのか理解に苦しむな。
最初は、丹下桜復帰記念、という認識だったんだが、お話がけっこうキているので、かなり「あたり」の感覚である。
・『ミラクルトレイン
当初、腐女子むけライトBLだろう、とタカをくくってたら、ネタ系BLでした。
駅の擬人化とはっきり公言している各キャラが、その行動を語る都度、駅のウンチクが字幕で示されるという、変な方向に鉄っちゃんしてしまった、かなり頭の痛い怪作。
これ、東京だから軽い「変」でおさまっているが、大阪の地下鉄でやったらとんでもないカオスになりそうだな。
ミラクルトレイン堺筋線』・・・ダンボール民族の動物園前、チビデブハゲの童貞キモヲタ・恵比須町、四六時中酔っ払ってる天六、銭の亡者・北浜「買いや、買いや」・・・なんかいくらでもできそうであるな。
・『けんぷファー
せっかく藤田まり子をキャラデに使っておきながら、かなりダメな性転換ものになってしまった・・・はずが、実名で声優の名前を出し合ってののしりあう、これまた混沌の方向性へ。
しかし、30代以上の名前は出てくるのに、いまのところ、20代の名前がでてこない不思議。
やはりまだ20代は、事務所の縛りがきついのだろうか。
・『ドグちゃん
アニメじゃないけど、かなりのバカさで、耳から脳がとけてでてきそうである。
この他、表の中2病『そらおと』に対して裏の中2病『11eyes』とか、麻薬のような頭の悪さが快感に変わる『生徒会の一存』等、とにか変なのが多い今期でありました。