火星の月の下で

日記がわり。

◇花博にアメショー30匹遺棄

高級猫30匹が公園に、業者が遺棄か 大阪・・・テレビ記事みたいなので、ちょっと長めに抜いて記録しておく。

大阪・守口市にある花博記念公園に、一匹十数万円する猫が約30匹捨てられているのが見つかった。市民ボランティアらが保護したが、まだ数匹の猫が公園に取り残されている。

この不況下で思ったほど売れなくて、売り時の「子猫時代」を逸して経費だけがどんどんかかっていって、ということなんかなぁ、悲しい事件だね。
一般的感覚だと「捨てるくらいなら売ればいいのに」なんだが、ことはそう簡単にはいかない。
いろいろ法律やら条例やら、あるいは業者間の横のつながりとかで、なかなか「損を覚悟の安価一世放出」というのはできにくいのである・・・できなくもないけど。
繁殖業者の可能性も取りざたされているけど、密輸業者がキープに困って、というのもわずかばかりあるかな。
あと、その業者が死ぬか引退するかして、残された遺族が処理に困った、とかかなぁ、いずれにせよ、繁殖業者がやったとしたら、かなり切羽詰まった感じで、あんまり「プロの犯行」っぽくない、というのが感想だ、いや、プロだとは思うんだけどね、経験の浅い。
最近はブリーダーのモラルも変ってきているようだし、暗い気分になる事件であるな。

捨てられていた猫は、全てアメリカンショートヘアという外来種で、ペットショップでは一匹十万円を超える高値で売られている。猫は先月20日頃から数日に分けて捨てられたとみられているが、市民ボランティアらが一匹ずつ捕まえてこれまでに27匹を保護した。公園には数匹の猫が取り残されているということで、市民らが引き続き保護を試みている。

種類はアメリカンショート・ヘア、通称「アメショー」と呼ばれているもので、同一種ばかり、というあたりに業者の可能性(もしくは個人ブリーダー)が強く感じられるが、実はちょっと怖い連想なんかもある。
繁殖業者のうち、品種改良家が遺伝操作の失敗品を遺棄した、というものなんだが、さすがにこれは違うだろう、というか、違っていてほしい。
今ではもうすっかり「飼育を楽しむだけの爬虫類愛好家」になってしまったが、かつては珍種を繁殖させていたこともあった。
種類は違えども、いろいろ考えさせてくれる問題ではある。
犯人の意図とかは見てみたいが・・・。
(追記 3/3 05:00)
ニャンで捨てたの セレブ猫27匹、花博公園で保護
ここを拝見させていただくと、

生後半年から1年ほどの若い純血種とみられ、うち3匹は妊娠していた。

・・・と言うことらしいので、上で書いたように「売れ時を逸してしまった猫の放出」とかではないみたいで、そうなるとますます意図が不明。
やはり、飼育者が亡くなって、その遺族が手放した、とかかなぁ。。。