火星の月の下で

日記がわり。

リビア政変に思う

今の流れを見ると、最終的には反政府側が勝って、カダフィ政権が打倒されそうな感じではあるが、現時点ではまだ決着はついてないし、ひょっとしたら事後処理とかでいろいろ長引くかもしれない。
そんなわけで、この件に関しては行方を見つめているだけなのだが、気になったもというか、あらためて認識させられたことを一つ。
それは、リビア政変でも大量の中国人がいて、それが脱出していたというニュース。
中国人3万6千人が脱出 大半は建設現場の労働者か(産経、3/3)

中国外務省によると、政府が手配したチャーター機などで2日夜までに、3万5860人の中国人全てがリビアを脱出した。うち2万745人が既に帰国した。

リビア情勢が中国に残した教訓 (日経 3/3)

中国政府はこれまでに、石油、鉄道、通信、建設業界で働く3万5000人の中国人労働者のうち、3万2000人をリビアから避難させた。足止めを食らった数千人の労働者を救出するために、政府は民間機20機に加えて空軍輸送機を4機派遣した。

リビアを脱出した中国人、 約2万9千人に人民網日本語版 3/1)

中国外交部の最新情報によると、2月28日午前10時の時点で、リビアから脱出に成功した中国人は、約2万9千人に達したという。

アフリカ諸国に接近していた、というのはかなり前から報じられていたし、中国系企業は現地人を雇わず、全て中国から労働者をもってくる、というのも聞いてはいたけど、こういった政変で、まるで沈没船から逃げるネズミのようにあぶり出されると、世界の隅々までもぐりこんでいる、という恐怖を今更のように感じる。
東京に行くと、とにかく中国人の多さに圧倒される。
大坂でもポン橋ではよく中国語がとびかっているのを聞くが、東京に比べるとまったく比較にならない。
山手線で、私鉄の連絡ターミナルで、ちょっとした繁華街で、いたるところで聞ける。
朝鮮人も相当増えていて、今では大阪が純日本人の都市、東京が中韓混住地のような、それくらいの差を感じてしまうが、将来のことを思うと不安になる。