火星の月の下で

日記がわり。

△ロシア人にとってのシベリアと日本人にとってのシベリア

ロシア大統領、被災者の受け入れを表明 シベリアで労働力として再就職も痛いニュースさんとこ)
被災者をロシアに受け入れ=治療、再就職も−メドベージェフ大統領(時事の元記事)

大統領は安全保障会議で、被災者への人道支援物資提供以外に、「日本の子供たちや負傷者をロシアの休暇・療養施設に受け入れ、治療や心理的リハビリを行うことも検討する必要がある」と強調。また、「必要があれば、シベリアや極東の人口過疎地で日本人の労働力を活用することも考えるべきだ」と述べた。

・・・ものすごいこと言ってんな、メドベージェフ。
もういろいろとつっこみどころが多すぎるんだけど、たぶん、これ「人道的見地」のタテマエから言ってんだろうなぁ、と思えるところが、まず第一。
「シベリア」と「(国内の)極東」を分けて言ってることから、連中の言う狭義のシベリア、イルクーツクとかクラスノヤルスク、ノヴォシビルスク近郊を意識して言ってると思うけど、日本人感覚だと、シベリア抑留の中ソ国境付近、極東・極北のシベリアを連想するよな、たぶんその連想する地域も想定内なのだろうけど。
「子供」と「負傷者」と名指しにしているところから、若年労働者、女の導入による過疎地の開発あたりを目指した発言で、人道的にもオッケーで開発も進んで、増えつつある支那人への防波堤としても使って、といろいろ思惑が見えるところだけど、平均的な日本人にとってはそれ以上の悲惨で最悪なことを連想するだろうから、「なに言ってんだ、こいつは」状態になるんじゃないかなぁ。
従ってたぶんリップサーヴィスの域を出ないと思うし、受け入れ体制もなってないと思うけど、もし実現の方向性をさぐるのなら、身分保障、休暇帰国保証、をしっかり検証可能な制度として、というのが必要条件になるだろう。
ま、このままの形では実現はないと思うけど。