火星の月の下で

日記がわり。

○脚本家の質

平清盛の視聴率夢の1ケタキタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!  元ソースの記事が(すぐ消える)Yahooのヘッドラインだったので、こっちをリンク。

5日に放送されたNHK大河ドラマ平清盛」の視聴率が、関東地区で7.8%だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。
同時間帯にフジテレビ系でロンドン五輪・女子マラソンが放送された影響があったとみられる。
NHKが集計している89年以降では、大河ドラマ歴代最低の「花の乱」(94年8月14日の10・1%)を下回った。
なお関西地区も8.1%でNHKが集計している94年以降で最低記録となった。

いよいよというか、ついにというか『平清盛』の視聴率が、関西、関東ともに10%を切って歴代最低に落ちてしまったそうな。
脚本家と演出陣は総懺悔ですな。(笑)
この手の視聴率の話題になると、いつもキャスティングが槍玉に挙げられ、今回だとさらにその画面演出も加わったけど、戦犯は一にも二にも脚本家。
だいたい大河を見ようとする人って、キャスティングが良いから主体的に見る、なんて層がはたしてどのくらいいるのかね。よっぽどの田舎じゃないの?
バブルの頃に流行ったトレンディ・ドラマなら、キャスティングを見せるためのドラマ作りだったし、あるいはテレビ時代劇初期においては、銀幕のスターを引っ張ってくる、といのうが売りだった時期もあるけど、今はもうまったく違うでしょ。
今回、この脚本がダメすぎる大河ドラマを見ていて少し感じたことの一つに、実写ドラマの脚本って、アニメやヒーロー物の脚本より品質が悪いんじゃねーか?・・・というのがある。(悪いのは頭かもしれんけど)
今回のこの大河ドラマで言うと、歴史上のエピソードがそれぞれブツ切りで、歴史観の中に全然融合してこなかった、というのがあるんだが、ある事件をやっておしまい、そして次はまた別の事件がやってきて処理しておしまい、という流れの連続で、つながりが全然ない。
アニメとかヒーローものとかだと、一つの事件の次に次回への含みとか、サイドストーリィになっても本筋のデキゴトをさりげなく混ぜたり、或は人物造形を違うスポットからあてて多様性を見せようとするのだけど、そういうことはほとんどやらない。
ある一つのキャラクターを作ると、その一面だけを見せて属性化、あとは史実の事件をルーティン化していくという手法で*1、歴史の語り手として、これほど不適任な脚本家はいないのではなかろうか。
そういう脚本の質の低さこそ問題なのに、未だに対策として画面がどうの、新しい登場人物がどうの、歴史背景がどうの、とやっている。
連続した、それでいて個々のエピソードにも深い人間観を見せるドラマ作りのできない脚本家こそが最大の原因だとなぜつっこめないのだろう。
ひょっとして脚本家の後ろに、893とか層加とかがからんでんのかね、と邪推してしまう。
あの程度のシナリオだったら、たぶんエロゲのシナリオライターとか、ラノベの原作者の方がうまいように見えるときも多々ある。
ちゃんとうまくやれば、これほど面白い歴史素材は少ないのにな。

*1:もちろんアニメやヒーローものでもそんなことをやってる脚本家もいるけど、今回書いたのはそういう底辺の方ではない。そして大河ドラマである以上、底辺同士を比較してもいけない。