火星の月の下で

日記がわり。

▽TPPの問題点

書くネタがここんとこまったくないので、TPPの問題点をはる。

(1)日本の関税率が世界標準と比較して極めて低いこと
(2)TPPが実質的に日米EPAであること
(3)日米以外のTPP参加国が基本的に一次産品輸出国であること
(4)米の関税率が撤廃されれば、日本の米作農家の大半が立ち行かなくなること
(5)TPPの核心が財の貿易にはないこと
(6)共済制度の廃止による米国保険産業の進出が目論まれていること
(7)郵貯・かんぽ資金が米国保険業界に狙われていること
(8)混合診療が強制され、貧乏人は適切な医療を受けられなくなること
(9)米国保険業界が民間医療保険商品を販売しようとしていること
(10)農薬使用制限、排ガス規制などが緩和されてしまうこと
(11)紛争解決が国外機関に委ねられると「治外法権」が成立してしまうこと
(12)TPPが米国の輸出拡大戦略のなかから生まれていること
(13)交渉に参加してからTPP不参加を表明することが重大な外交問題になること
(14)農業のGDP比は低いが、農耕地は可住地の4割弱を占めており、美しい国保全の観点における農業の役割は極めて重要であること
(15)農村の共同体社会の破壊は日本文化の破壊につながりかねないこと
(16)TPPでメリットを受ける製造業は日本の17.6%しか占めておらず、残りの82.4%の産業にとって、TPPはデメリットをもたらすものであること
(17)日本の国益を考えるなら、中国への輸出の重要性がはるかに高く、TPPはこの要請に矛盾すること

なんかまたぞろTPPの亡霊がわき始めているみたいなので、記憶整理のために。
維新の会も、TPPに賛同している、という点で評価できないんだよなぁ。
地方の首長としては評価するけど、国政としては評価しかねる、というのもこの辺にある。
道州制なんなかも基本的には問題ありまくり。
通貨発行権のない地方行政を半ば独立させて、EU内のギリシアにでもするつもりなんだろうか。
実際スペインでも独立性の強い地方行政が財政破綻でどうしようもなくなっているというのに。