火星の月の下で

日記がわり。

餌マウスが危機らしい

初めに断っておくと私はマウス業者じゃなくて、あくまで自宅の爬虫類飼育の餌用に飼っているマウスが余るので、友人の業者に引き取ってもらっているだけ。
ふだんは小遣いかせぎくらいのつもりで、たまったら安価で引き取ってもらう、ということで、たいていはこちらから連絡していた状態。
それが先月くらいから「もっと出してもらえませんかね」と言われるようになった。
肝心の蛇たちが冬眠時期に入るので、たいてい冬場に過剰生産になるからそれはそれで願ったりかなったりだったんだが、理由を聞いてみると、どうも業界全体で不足しているらしい。
私はもちろんその友人のショップでも扱ったことはないのだが、中国産のマウスがピタッと入ってこなくなったらしい、というのだ。
それでいままで中国産の安価なマウスを使ってた業者が国内産に切り替えてきたため、国内ストックが枯渇状態。
結果、普段中国産なんかを扱っていないところにも玉突き式に影響がでているようなのだ。
米国やドイツと違って、餌用動物を大量に生産している業者ってのはまだまだ日本に少ないため、あっという間に需要過剰になってしまったらしい。
もっとも中国産マウスってのは管理が甘い上に薬剤がドカドカかかってたりするので、まともな飼育者や業者は取り扱わないのだが、それでもこれだけ影響が出ているというのは、思っていた以上に中国産の世話になっていた人が多かったのだろう、なんたって異常なくらい安いしね。
中国産が入ってこない理由はまだ知らされていないけれど、やはり政治的緊張がこんなところにも波及してきた、ということなのかな。
ただ中国産の餌動物って冷凍させてるものはかなり品質が悪いので、これを契機に一掃されてくれたらな、という希望もほのかではあるがあったりする。
生きた餌、所謂「活餌」ってのはそれほど悪質なこともないんだけど(それでも寄生虫等があって北米産や国内産に比べれば遙かに落ちるが)冷凍餌ってのは、解凍したときに即廃棄、となっちゃうものも少なくないので、やはり駆逐されてほしいものである。