火星の月の下で

日記がわり。

ペットとしての蜘蛛

なにげなくまなめはうすさんとこの日記を読んでいたら、以下の記述が。

大きな蜘蛛はダニやゴキブリの幼虫を食べます。ねずみは成長したゴキブリを食べます。さすがにねずみを飼う人はいないけれど、蜘蛛はアリなんじゃないかと思ったり。

いや、野生のマウス、ラットに始まって、ネズミの飼育を初めてもう40年以上、なんだが、まぁ、私の場合は爬虫類の餌として飼育していたので、ペットじゃないわなぁ、とか、そんなことを少し考えたのだが、ポイントはそこではなく、ペットとしての蜘蛛。
爬虫類ペットの界隈にいると、なぜか奇虫、毒虫、百足、なんかのペット飼育者とともに、蜘蛛の飼育者というのともよく接触する。というか、爬虫類、両生類と平行して蜘蛛を飼っている、という人はけっこういる。
蜘蛛や百足等、昆虫以外も含めて、「奇虫マニア」でくくられることが多いが、蜘蛛飼育者は、奇虫愛好家の中ではたぶん最大勢力。
ちょっとした爬虫類ショップにいくと、ペットとしての蜘蛛を販売しているところも多い。
ただ、こういった奇虫マニアの蜘蛛飼育者というのは、たいてい外国産のタランチュラ系統の愛好家が多く、国産の蜘蛛を愛好飼育している人となると、少数派になる、という感じ。
私が今はもうない蛇と蜥蜴の飼育サイトを立ち上げたのが92年頃だったと思うが、90年代半ばくらいから、爬虫類サイトがいくつかできはじめて、その中に蜘蛛の愛好家が立ち上げたものがあった。
その中でも「みるかし姫の館」(クモニスト・インターナショナル)というのは、ご本人(みるかし姫ってHNだけど、男性)の精力的な普及活動と相俟って、すこぶる有名なサイトだった。
90年代からネットに入り浸っていた愛好家ならたいていどこかでその名前を聞いたはず。
ちょっとだけググッてみたけど、最近はもう昔ほど活発には活動されてないのかなぁ・・・。
土蜘蛛のヒロイン〜クモニストインターナショナルと、みるかし姫の館。前者のサイトで「新創刊」として紹介されている「ユニーク・アニマル」が現在休刊状態であることを考えると、HP運営はもうほとんどやってらっしゃらない印象だ。
とはいえ、蜘蛛飼育の世界はこのみるかし姫さんの大活躍もあって、日本でも深く定着していると思う。
みるかし姫さんも、狭い意味での専門はタランチュラ、バードイーター系だったように思うが、国産の小さな蜘蛛から大きなアシダカグモにいたるまで造詣が深く、いろいろと勉強させてもらったものだった。
私も蜘蛛を飼育していたことはあったけど、昆虫食系・蜥蜴の餌、およびその補助、という感じだったので、ペットとして飼育していたことはないのだけど。(^_^;
ただしペットとはいえないが、家の中で蜘蛛を見つけたときは、極力退治したり追い払ったりはしないようにしている。国産に毒蜘蛛はいないしね。