火星の月の下で

日記がわり。

○奈良の「イケてないところ」

京都だけで十分?それでも奈良に観光に来てほしい3つの理由
奈良に引っ越してきた最大の理由が、空気がきれいで人が多くない、そして難波や梅田といった都心へもすぐ出られるから、といったものだったので、正直京都みたいにはなってほしくないんだけど、住んでみると奈良の「観光都市失格」ぶりは手に取るようにわかる。
来てみてすぐわかるのが、交通の未整備と、ホテルの圧倒的な少なさ。
まずは交通から。
・交通の未整備。
住んでみるとわかるけど、生活レベルで言えば交通はかなり整備されている。
人口が集中している近鉄沿線に限られるけど、難波、京都にはすぐ出られる。阪神とつながったので、三宮にも(難波や京都駅ほどスムーズではないとはいえ)一応一本の電車で行ける。
たしか他府県で買物をする率ってのも全国一位かそれに近いところだったように思う。
要するに、生活レベルでは大阪や京都、神戸のベッドタウンであり、そちらで働いて、奈良に帰ってきて寝るだけ、という感じなのだ。
近くの人を見ても、農業やってる人以外は大半がそのパターン。
こんな風に、自治体としての独立性よりも、近畿地方の中での居住地という性格の方が強いので、県内での完結性についてはあまり必要性を感じていないのである。
従ってここに「観光のために」交通をわかりやすく変える、というのは、生活に必要もなければ、収入にも直結しないためケツが重くなってしまうのだ。
上記したように他府県への勤め人が多く、観光関係者がそれほど多くないので、そんなことに出費されてもあんまり嬉しくないのである。
ただ、それを踏まえて、システムを変えるのではなく情報の整備を行なう、という方の努力でなんとかなるのではないか、とは思うが。
・宿泊施設の少なさ。
これは数値などではよく見るけれど、生活実感としてはかなりうすい。だってそこに住んでいたら宿泊施設なんて必要ないしね。
ターミナル近郊ならホテルらしいものはないこともないけど、他県のターミナル周辺に比べると絶望的に少ない。
旅館なら田舎の方にポツンポツンと点在しているので、これも受け入れ側の意識と情報の整備がなされればある程度のところまでは解決するかもしれないが、それでもたぶん、外国人まで視野に入れるのであれば絶対数としてはまったく足りてないだろう。
最近、議員さんの報告会や会合なんかにもたまに出席していたりするので、代議士さんの中にはこの現状を変えたい、と思っておられる方もいるんだけど、住人としては、外国人、特に東アジア系の外国人なんかには来てほしくないなぁ、というのが本音。
従って、京都みたいな観光都市にはなってほしくなかったりする。
早朝、奈良公園とか行くと、支那人の団体がいてけっこう不気味な印象で、鹿に対して犯罪まがいのことをしていたりするのを見たこともあるので、ああいう連中を増やしてほしくない、というのは強くある。
だから、貧困に悩む奈良財政、というのはわかるけど、あんまり積極的に応援はしたくないなぁ、というのが、住民の気持ちでもあったりする。