火星の月の下で

日記がわり。

◇桜井市の観光戦略

邪馬台国論争に自信?「卑弥呼の里」うたう市

観光を、まちづくりの柱の一つに位置づける各自治体も集客に知恵を絞る。
邪馬台国の有力候補地・奈良県桜井市がうたうのは「卑弥呼の里」だ。
(中略)
きっかけは09年、市教委が市内のJR巻向駅近くで行った纒向遺跡の発掘調査だった。
同年11月の現地説明会には2日間で過去最多の約1万2000人が詰めかけて邪馬台国に対する高い関心を裏付け、市は「観光資源として活用しない手はない」と動いた。

「ひみこちゃん」のデザイン、なんとかならんかったのか、と思うと同時に、卑弥呼って「年長大にして」なんて倭人伝に書かれてるんだから、13歳くらいだったらしい「いよちゃん(とよちゃん)」の方が良かったんじゃねーか、という気もするのう。まぁ、知名度の問題なんだろうけど。
大神神社の参拝や文殊院に何度か行ったことがあるので、当然桜井市もいろいろと見ている。
桜井市は観光としては良いところだよ、かなり上級者向けのところもあるけど。
予備知識がなければただの田舎の風景なんだが、いろいろ予備知識を入れていくと、こんなに面白い町はない。
難易度が高い分、いろいろと見て回って得られるものの感動は、京都市あたりの比ではないと思う。
とりわけおすすめなのは、古地図を携えながら、等彌神社から近鉄桜井駅を経て大神神社まで北上するコース。
ちょっとした健脚向けハイキングになってしまうが、そのあたりがかつてアザ名称でどうなっていたか、を拾いながら見ていくと、実にいろんな発見があって、古代への妄想もふくらむところ。
桜井市に望むのは、観光戦略は大いにけっこうなんだけど、あのあたりの「古代の道」界隈を、変に整備せずに今のままの姿を保ってほしいという点である。