火星の月の下で

日記がわり。

ウェブ小説に描かれた漫画の黎明史

酒井七馬と手塚治虫
いま、ウェブ作品の批評を巡っていろいろと物議を醸している「カクヨム」・・・存在は知っていたが、あまり作品自体は読んでなかったので、どんなのがあるのかな、とあらためて見に行った。
その中で異彩を放つ、この作品『酒井七馬手塚治虫』・・・うん、かなり良かった。
もっとも、酒井七馬についてはあの有名な中野晴行氏の評伝をまだ読んでいないので、どこまでがこの作者の筆力によるものなのか、その判断がしかねるのだが、ノンフィクションの形式をベースにしているので、あまりその点については考えすぎなくてもいいかな、と思う。
作者はラノベ作者、ということでプロらしいのだけど・・・すみません、読んだことないです。(^_^;
主人公を酒井七馬の方にして、彼の目から描かれる終戦直後の焼け野原の大阪、そして若き日の手塚治虫
この両者以外の人物にも適度にスポットがあたっていて、お話としても面白かった。
たぶんまだ完結していないと思うので、今後、追いかけていきたいと思っている。