火星の月の下で

日記がわり。

Benedikte Naubertについて、メモ

GutenbergにNaubertの作品が3本上がってるので、そのメモだけ残しておこう。
twitterで少しだけ書いたんだけど、まったく反応がなかったので、個人的メモだな、したがってリンクも貼らない。

1.Alme oder Ägyptische Märchen
2.Conrad und Siegfried von Feuchtwangen, Großmeister des deutschen Ordens
3.Die weiße Frau

最初の作品はかなり有名で、たぶん『ウナのヘルマン』とともにナウベルトの代表作扱いされているように思う。
ただし『ウナのヘルマン』はイングランドで英訳されて渡り、『イタリア人』『ユードルフォの秘密』のラドクリフや『マンク』のルイスらが範とあおぎ、強い影響を受けたことで知られるため、どちらかというと作品云々よりも英国ゴシックに与えた影響として評価されていることの方が多いと思う。
一方ドイツ本国では、英国での「サスペンス作家」「秘密結社もの」の評価よりも、過去に素材を求めた幻想歴史小説の作者として認識されているので、この選択は妥当だろう。
ま、『ウナのヘルマン』もアップしてほしいけどね。

2番目のやつだけ読んだことがないので、ちょっと調べてみたく思ってるんだけど、これ、長編小説なんだよなぁ、ちょっとしんどそう。(笑)