火星の月の下で

日記がわり。

○処女信仰と、若さ願望

「結婚できない35歳以上の女性が、結婚相手にしたい男にとっては「対象外」という現実」
(p://www.jprime.jp/articles/-/8465)
ひとまわり遅れてようやくこういう認識になったか、と思いつつななめ読みしてたのだが、気になるところがひとつ。

最後に、恋愛らしい恋愛をしたことがなく、男性経験もないままに30を越えてしまった『バージン』タイプ。
(中略)
2010年の国立社会保障・人口問題研究所の『第14回出生動向基本調査』では18〜34歳の男女の性の未経験は男性36・2%、女性38・7%であると発表している。
しかし悲観することはない。男性には“処女神話”があり、自分よりも性的経験の豊富な女性よりもむしろ未経験の女性を好む傾向にある。

こういうのを論理のすり替えというのだろうか。
確かに多くの男性には処女信仰があって、ワタクシのごとく半世紀以上ヲタ系文化に首までどっぷりとつかっていると、世間一般では隠されている、もしくはアンケートなんかでは表層に出てきにくい本音の部分で処女信仰が強烈にあるのを環境的に、というかほとんど皮膚感覚でいつも感じていたので、その点については首肯するところではあるけど、じゃあ処女だったら30過ぎててもいいのか、というのとはまったくの別問題。
処女信仰と同じくらい若さ願望というのも強いので、これは等号にはならない。
ここのところをすりかえてはいかんと思う。
結論を言ってしまうと、オタ系に限らず、専門性の強いところにいる男子にとっては30過ぎたらもう女性じゃないんだよなぁ、ただのヒト、他人。
個人的には25過ぎたらもう女ではなくなる。ただのヒト。単なるラベリングとしての女にすぎない。
世間には物好きも多いし、大勢の常に逆を貼りたい人間もいるので100%などというつもりはないけど、2/3以上はそうだと思うよ。
職業柄、東京大阪で一般人よりはるかに多くの十代二十代と接してきた経験から言ってもね。