火星の月の下で

日記がわり。

▽一億総独身時代へ

「結婚意識した男女交際、「アラサー」51%が経験なし」
(ps://www.nikkei.com/article/DGXLASDG04HCG_U7A900C1000000/)

今年3月、25〜34歳の独身男女3296人に男女交際や結婚に対する意識についてインターネットで調査した。
結婚を意識した交際経験がないのは51.1%。男女別では、男性が62.7%、女性が39.4%だった。
結婚を意識した交際経験がある人で「継続中」は24.7%(男性17.8%、女性31.6%)、「終了した」は24.2%(男性19.5%、女性28.9%)だった。

一応既婚者をはずしているとは言え、なにげにすごい数字が出たもんであるな。
男性にとって現代日本は「結婚=即地獄」というのが広く知れ渡ってきたようで、今の男性差別が常態化している社会通念を変えない限り、この傾向はどんどん深化していくだろう。
結婚難の理由の一つとしてよく上がる経済的要因。
確かに間接的には最大の要因だとは思うけど、直接的というか、そういう決断に踏み込ませない要因としては少しズレてんじゃないかな。
仮にある女性を好きになったとしよう。
しかしその女性を深く知ろうとすればストーカー扱い、告白すれば告白ハラスメント。
運良く交際に持ち込めても非現実な収入を求められる高い壁。
精神的に深い傷を負いそうなイベントだらけ。
少なくとも男性側から切り出すことを拒絶する社会構造になっている。
ま、男女平等だからそれはそれでいいのだが、そういう社会秩序を築いている以上、男性側に自主的、積極的な結婚意欲が失われていくのは当然だし必然。
人間は体験しなくても情報によって正しい判断ができる動物である。
少なくとも都市部に住む男性は、結婚するまでが地獄なら、した後も地獄、というのが待っているわけで、まともな頭の持ち主ならそんなリスキーなギャンブルに飛び込んでいきたいとは思わないだろう。
しかしそれで大いにけっこうだと思う。
日本の女性優遇+男性蔑視構造は、男性からの結婚意欲を徹底的にそぎ落とす方向へまっしぐらに来たわけなのだから、皆独身で終わればいいのじゃないか。
終生独身者が多数派を占める世界・・・十代、二十代の頃には夢見てはいたが、生きている間には無理だろうと思っていた。
でもひょっとすると、死ぬ前くらいにはそれが見られるかも知れない。
良い時代になったものだ。(皮肉じゃないよ)