火星の月の下で

日記がわり。

ブルックナーの中期交響曲

ここ数日、ブルックナー交響曲をずっと聴いてたんだけど、どうも第4番から第7番てあたりは肌に合わない感じがする。

ただ音が鳴ってるだけで、ひたすらやかましい感じなのだ。

若い時からスコアと首ッぴきになって聞いていても、どうもピンとこない。

室内楽に軸足を移し始めていた頃だったので、その若い頃は「大編成だからちょっと肌に合わないのかなぁ」なんて思ってたけど、その後マーラーとかを聞き出すと、別にそれほどやかましい、ただ鳴ってるだけ、みたいな感覚はなくて、音がわんわん鳴っててもわりとスッと入ってきたので、たぶん大編成云々ってのも関係ないだろうと感じているのだ。

そもそも初期の5曲と晩年の2曲なんかはけっこう好きな部類だし、特に第3番と第8番は、歳取ってからそこそこ好きなシンフォニーになっている。

でも第4番から第7番の4曲はちょっとなぁ・・・。

有名な第4番通称「ロマンティック」も、あの緩徐楽章だけが頭に残って他の楽章の印象が極めてうすかったし。

どうも和声とかの技術だけで書かれていて、霊感が欠けてる感じもしたのだが、このあたりもまぁ趣味の違い、好みの差なんだろうなぁ、ブルックナーって濃いファンもけっこう多いから。

たぶん私の嗜好性とか好みとかから離れているってことだけなんだろうけど、こんなに歳を取っても好みって変わらない部分もあるんだなぁ、と思っている今日この頃。