火星の月の下で

日記がわり。

山本崇一朗短編集「恋文」を購読

駅前のちっちゃな本屋に『からかい上手な高木さん』絶賛放映中の山本崇一朗氏による短編集『恋文』が入荷してたので、いそいそとレジに持っていき購入、帰宅後、読破。
サンデーではなくチォンピオンに単発掲載された『怪獣のトカゲ』が読みたかったからなのだが、やはりこれが一番面白いというか、好み。
決して他の作品が好みではないというわけではないのだが、この『怪獣のトカゲ』だけはかなりジンガイスキーのハートにびんびんくるものがあったので。
それ以外だと巻頭の『恋文』と巻末の『みならいウィッチ』かな。
ティーフ自体は割とありふれたものなのに、料理の仕方がセンスがいいというか、なにかこう甘酸っぱい刺戟を与えてくれるのが抜群にうまい。
その路線でなら『松本エーコは普通の子』もいい感じかな。
男が描く学園ラブコメって、どうしても男性原理な性欲が出てきて、しかもそれがないと総じてつまらないことの方が多いのだけど、この作者さんは、思春期特有の切なさやときめきといったものを、かなりうまく表現できる人だと思う。
あと絵については、最近のものの方が良い、というかだんだん可愛いくなっている。