火星の月の下で

日記がわり。

高校生に勉強を教える、ということ

前期の『五等分』に続き、今期の『ぼく勉』
同級生が可愛い女の子に勉強を教える、というコンセプトで二作続いている感じなのだが・・・どうも勉強目的の描写がおかしい。
『五等分』はまだ勉強はたてまえで、5人姉妹とどう接するかの方に力点があり、そんなに深く立ち入っていなかったのだけど、やたら劇中で「天才」を連呼する『ぼく勉』には違和感バリバリ。
まず、学校の、それも高校程度の勉強ができるのって、別に天才でもなんでもないでしょ。
人類史に残る天才達の多くは学校の勉強には頓着しなかったし、アインシュタインのようにむしろ成績は悪かった、という有名な例を知らないのだろうか。

そして受験勉強。
理系の少女が「国語を計算で解けない」って愚痴ってる場面があるんだけど・・・。
予備校とかだと、集合論や数論を使って理系頭に国語を習得させる技術があるんだけどなぁ。
それにこの少女の選択志望が「心理学なので文系」と決めつけてるところ。
確かに文学部の中に設置されてるところも多いけど、理系に分類されてるところもあるよ?

一つ一つは些細なことなんだけど、どうも受験勉強の「技術面」がまったく理解できているようには思えないのだが。
ま、絵が魅力的に仕上がってるので、それで十分か。
こんな理屈をグダグタ考えてると面白くないし、絵が良ければたいていの問題はクリアできる。
『五等分』も、キャラ絵はすこぶる良かったしね。