火星の月の下で

日記がわり。

家族のなのに誕生日の接近に気づかない『変好き』

『変好き』と『アストラ』・・・どちらも出だしはミステリ要素を入れた構成だったのに、なんでこんなに差がついた。
いや『彼方のアストラ』は良いんだよ、普通に面白いし、構成もしっかりしてたし、第1話と今夜の最終話が1時間スペシャルになるという、実力のある現場に愛された素晴らしい作品になりそうだし。
問題は『変好き』の方。
こちらも作画ではかなり落ちるとはいえ、コメディの枠の中でうまく「誰がラブレターを書いたのか」という犯人さがしみたいな要素がうまく機能して、第10話までは並以上には面白いラブコメディ展開だったのに。
犯人がわかりました・・・ここまではまあいい。
別に本格ミステリを期待しているわけでもないし、おそらく視聴者の願望みたいな人物がラブレターを書きました、というのも、とりたてて本格ミステリみたいな仕掛けを作らなくてもキャラ作品として納得できるし、実際良い感じだった。
問題は義妹設定だ!(まだ断言はされてないけど、たぶんそうなるでしょう)
これは実妹設定だと禁断の愛だからダメ、とかっていう個人の好みの問題ではなく、兄が10月生まれ、妹が翌年の3月生まれの同学年、だからたぶん義妹、ということについて、十数年一緒に暮らしてきてて兄の方が「おかしい」とまったく疑いませんでした、というザル設定に唖然としてしまったからだ。
原作まったく知りません組なので、あくまでアニメだけを見ての話なので、原作にこれがあるのかどうかわからないけれど、脚本、これ書いてておかしいと思わなかったのかしらん。
あと一話、最終話があるのでそこでうまく整合性をつけてくれるのかもしれんけど、兄が気づかなかった、というのは設定の欠陥だよなぁ。
一応可能性として、父親が同じで母親だけが違う、というのもありそうだけど、それにしても誕生日の接近には普通気づくでしょ、十数年同じ家族として暮らしてきたんだから。