火星の月の下で

日記がわり。

まさかアイルランドに勝つとは

4年前の南ア戦もかなりの衝撃だったけど、今回のアイルランドは大会前の世界ランキング一位。
大会中にニュー・ジーランドに抜かれて二位になったけど、北半球最強にしてシックスネイションズの一員。
普通に考えたら勝てるわけないと思ってたのに、勝ってしまい、正直かなり吃驚している。
日本人として、日本のラグビー愛好家として、嬉しいし喜ばしいことなんだけど、実況、録画と見直してみてもいまだに信じられない。
4年前の南ア戦は、それまでW杯で1勝しかしていなかったというのがあったので、こういう場では負けて当たり前というのか、すりこまれていたこともあり、そういう状況下での意外性という面もあった。
しかし今回の勝利、日本とアイルランドとの実力の差は4年前に南アとの差よりはるかに大きかったので、状況としての驚きというより、試合結果としての驚きなのだ。

もちろんあとづけで理由はいろいろ挙げられている。
高い湿度の日本で行われた試合で、ハンドリングが難しくなっていたこと、アイルランドが初戦のスコットランド戦で勝つには勝ったものの、主力の二人が負傷欠場することになってしまったこと、そして何よりトライ数は日本が一本、アイルランドが二本でアイルランドの方が上回っていること。

さて残り2戦。
次のサモア戦が非常に重要になってくる。
国際試合を頻繁にやっているせいで、世界ランキングそのものはロシア、サモアより上回っているが、実力としてはロシアよりほんの少し上か同等、サモアとはたぶん同等かと思う。
何よりアイルランドを倒したことで猛烈に研究・対策されるだろうから、そうとうな苦戦になることが予想される。
今の日本チームにおごりはないと思うけど、しっかりと戦ってほしい。

そして当然のように、最終戦スコットランドは4年前の因縁の相手であり、実力差でいえば、対アイルランドほどの差ではないだろうけど、そうとうの開きがあるはるか格上の相手である。
しっかり対策研究して、この地の利を生かしてほしい。