火星の月の下で

日記がわり。

本来低年齢向けだったはずなのに・・・

「なろう系ライトノベル、小学生にまでバカにされる 」
(p://nizigami.com/archives/53852151.html )
元ネタがテレビ映像みたいだったのでまとめサイトから。
で、この番組を見てないので、何の本を指して言ったのかはわかんないんだけど、昨今の陰キャの性欲願望がムキムキ出ている作品だと、小学生には届かないだろう。
元来、文学や古典を読むのにはまだ少し早い層向けに発展してきた要素もあった古ジュブナイル系が、あまりに違う方向に行ってしまったので、本来ターゲットのひとつにしていたはずだった小学生の読書家から相手にされなくなってしまった、というのは、なんとも皮肉な結果ですな。
ここではたった一人のインタヴューだけだけど、なろう系ラノベから性的要素を抜いてみると、第二次成長期以前の少年少女にとってはだいたいこういう評価になるんじゃないかなぁ。
恋愛描写も、ハーレムとか奴隷とか同性愛とかがごく普通に、かつライトに出てくるし、とても精神的高揚が得られる読書体験にはならないだろう。
まぁ、そういうのを好むおっさん世代が現在けっこうなヴォリュームゾーンなので、商品的価値としては間違ってはいないのだけど、書店の配列とか見てるとまるで「若者向け」みたいな顔して展示されてるからなぁ・・・。
メインの登場人物はたいてい十代ではあるんだけどね。