火星の月の下で

日記がわり。

ティークとシュレーゲル兄の沙翁訳。

昨日の記事、船に乗り込んだ教授の側にいろいろ問題があったみたいだけど、ポイントとして現状の報告の方に興味があったし、同時的な感想という意味合いもあるので、とりあえず残しておく。

さて、まだまだ続くよ、Projekt Gutenberg。
ティークとシュレーゲル兄のところに、あの歴史的名訳と言われる沙翁の劇が何編か上がっている。
律動とブランクヴァースの問題を考えると、これはかなり重要な仕事で、こっちの方ももっとたくさん載せてほしいものである。
とりあえず、シュレーゲル兄が独訳した『リヒャルト3世』(言わずと知れた『リチャード3世』)から読みだしているところ。
冒頭の「俺は悪党になってやるぞ!」のところがいきなり目に飛び込んでくるので、最初に読むならこれだな、と思ってしまった次第。

現時点でアップされているのは、以下の通り。
ティーク訳:『コリオラーヌス』『シムベリン』『マクベス
シュレーゲル兄訳:『ヴェニスの商人』『夏の夜の夢』『ハムレット』『ジュリアス・シーザー』『ヘンリー5世』『リチャード3世』『お気に召すまま』
文学史的事件ともなった『夏の夜の夢』と『マクベス』も、『リヒャルト3世』を読み終えたら、というかもう並行して読んでいきたい気分であるな。
どちらも一応書籍で持ってはいるんだけど。