火星の月の下で

日記がわり。

オタクと年齢

「生涯オタクのつもりが… 漫画『36歳で突然漫画やアニメにはまれなくなった話』が刺さりすぎると話題に」(togetter:1652215)
もうすぐ70だけど、いまだに現行のアニメ、マンガ、特撮とか楽しいけどなぁ。。。
思うに「オタク」って一様にくくってしまうけど、これだけ広がりを見せてると、もう昔のように「サブカルの一分野」みたいな扱いは不可能で、それ自体が「美術」「映画」「演劇」「文学」といった分野と同じ大きさ、広さの分野になってんじゃないかな。
だから「映画」の中なら「邦画」だの「サイレント」だの「フランス映画(国はどこでもいいが)」だのと言った下部構造ができて、それぞれにファンがいて、さらにその下に下部構造ができて・・・といった感じに裾のが広がっていく。

だからもっと短く変わってしまった人もいれば、年取るにしたがってどんどん深みにはまっていく、という人だっているだろう・・・ここでいう「年取る」っていうのは、二十代、三十代という若い世代のスパンではなく、五十代、六十代くらいのスパンの話ね。
広がりが出てきたということは、単純に三十代だからはまれなくなった、みたいな軽い認識ではくくれなくなっているってこと。
(この人はそんなつもりで描いたのではないと思うけど)
それぞれの人生に従って、早く飽きたり、全然そんなことはなかったり、子供の時に好きだったものがそのままずっと七十代まで好きであり続けたり(先輩にそういう人がいる)、一定期間離れてまた戻ってきてまた離れてを繰り返していたり、とにかくいろんなスパンで接しているし、深みにもはまっていく。

だからこういう「オタクは~」とか「生涯オタクだから~」っていう見出しは、どうなんかなぁ、と思った次第。