火星の月の下で

日記がわり。

谷川十七世に紫綬褒章

谷川浩司九段に紫綬褒章 現役棋士で会長では大山名人以来の受章

谷川浩司九段は「棋士として“もう少し頑張れ”とお言葉を頂いたのかなと思う」と受章を発奮材料にしていく決意を語った。将棋界からは12人目。ただ現役棋士、かつ現職会長だと1979年の大山康晴十五世名人以来2人目。52歳は最年少。

これは朗報。
谷川十七世が十代の頃からファンだったし応援もしてきたので、我がことのように嬉しい。
十代の頃の切れ味鋭い終盤術。
将棋の思考法そのものに革命を起こした「光速の寄せ」、21歳名人、角換りの新基軸等、業績をあげていったらきりがないし、そのどれにも当時の思い出が詰まっている。
昔、まだ谷川さんが奨励会の会員だった頃、神戸新聞地方欄に「未来の名人」として取り上げられたことがあった。たぶん二段か三段くらいの頃。
当時「へー、まだ中学生やん、すごいな」と思った記憶があって、その頃から注目していた。
その後の活躍は言うに及ばず。
誕生日の関係で、史上二番目に若いプロ四段棋士になったが、学齢で見ると中学二年生でプロになった現時点で唯一の棋士
中学生で順位戦に参加した唯一の棋士でもある。
個人的には、将棋の才能という点では史上一位だと思っている。
彼以上の生涯成績を残しているトップ棋士は何人もいるが、思考法そのものに大変革をもたらし、まさに現代将棋がここから始まった、という点に関しては「谷川浩司」という優れた才能の前に、何者も存在しえない、とさえ思っている。まぁ、ファンによるひいきの引き倒しの感がなくもないけど。(^_^;
とにかくめでたい。
そして一将棋ファンとして、谷川ファンとして、心から「おめでとう」と言いたいと思う。