火星の月の下で

日記がわり。

ドラマとしての『麒麟がくる』

第41回、視聴。
冒頭いきなり光秀vs秀吉の心理戦(光秀の逆転勝ち)があり、後半には光秀vs信長の心理戦(シーソーゲーム)があり、面白かった。
前回の狂気表情の光秀といい、ドラマとしてはなかなかうまくできている。
ただしあのオリキャラ3人(駒、太夫、菊丸)を除いて。
史実としての「明智光秀伝」ではないのだから、史実通りにしなくてもいいはずだし、そもそも本能寺の変の動機については定説が確立していない。
そんな素材を扱うのだから、史実から乖離していても(極端な捻じ曲げがない限り)別にかまわないと思う。
確かに史実としては急ぎすぎで、かなりの「抜け落ち感」はあるが、前回、今回のような、心理戦を見せてくれていると思うと、それなりにドラマとしては良くできているのではないか。
もっともそうは言っても、よくできたテレビアニメの方が脚本が上だと思うけどね、去年の『id:INVADED』や『アクダマドライヴ』なんかと比べるとまだまだではあるので。

さて、次回予告では、信長が光秀をポカリンコする有名な場面がチラッと映っていたので、いよいよクライマックスめがけて一直線。
本能寺の変の動機、このドラマではどういう理由を取るのだろうか、楽しみでありますな。