火星の月の下で

日記がわり。

二期ものに思う

『マギア・レコード』の第2期が始まって、昨日ようやく録画してたのを見たのだが・・・。
絵は綺麗。間違いなく一級品。
なのにどうも見ていてさほど面白く感じないのはどういうことだろうか。
2011年の『まどかマギカ』は間違いなく傑作で、すこぶる面白かった。
しかし一昨年の『マギアレコード』は、そこまでではなかった。
そして今季、なんというか熱が冷めてしまったかのような感覚にもなったけど、たぶん「飽きた」とか「熱がさめた」とかではない。

思うにこれは「面白かった作品」の、孤立性にあるのだろう。
続編が作られるような人気作には、面白さの質において、次の2パターンがある。
・継続する物語世界。
・完結した物語世界。
たぶんまどマギは後者の代表だと思う。
2011年の作品があまりにも見事に完結したので、どんなに贅を尽くして続編を作ってみても蛇足になってしまう。
前者にしても、続編が作られるくらいでも、第一作目は孤立性があったはずなのだが、世界そのものを閉めてしまうところまでは行かない。
例としては難しいけれど、『ハルヒ』や『プリキュア*1なんかはこれかな。

ヒット作の続編が作られる、ということはかなり理解できる。
作り手側としては最初からある程度のヒットが期待されているし、受け手の側もキャラが退場している結果だとしても、もう一度会いたい、動いているのを見たい、しかも新しい絵で。
でも、孤立性の高い傑作だとこれが難しいんだよなぁ。
確かに継続的なファンはつくし、市場さえも形成されてしまうことがある。
だから、シリーズものとして不向きであっても、そこに資本が投下されるし、続編も作られる。
もちろん、二期ものに否定的、というのではないし、継続性の高いヒット作だと、続編は見たい。
そして当然のごとく、思うだけで結論は出ない。(笑)
そんないろいろなことをあれこれ妄想してしまう、熱帯夜の夜でありました。

*1:プリキュアは、正確には続編ではなくシリーズものの別作品だけど。ただ劇場版とかでは競演やってるので、続編と言ってもそんなにはずれてもいない・・・と思う。