火星の月の下で

日記がわり。

エヴァンゲリオンはリアルタイムで見てたけどさぁ・・・

「『エヴァ』が新参者にとってとっつきづらい理由 」
(tp://blog.livedoor.jp/qmanews/archives/52283647.html)

もっと斬新な切り口が載ってるのかと思ってたけど、一番最初の劇場版が作られた時に出ていた意見と概ね同じ。
ただ、最初の劇場版の頃はこういう意見は少数派の方から出てきてて、大多数の「エヴァ興奮世代」の声の中に埋没していた感ではあった。
今はこの意見が多数派とは思わないにしても、興奮世代が多数派ってわけでもないので、意見として残りやすいんだろう。
その意味では良い意見だし、たぶん前世期最初の劇場版(旧劇場版、1997頃)に出た意見を引っ張り出してきたのではなく、この人が自分で考えた意見だろう。

ただあれも世代問題が内部に少しあって、最初の地上波放映版を、十代半ばから二十代前半くらいまでの年齢で見ているとそりゃショック受けるわなぁ、という感覚はかなりわかるし、実際自分の周囲にいた年若いヲタクたちに興奮しちゃってる連中がかなりいた。
いや、他人事みたいに書いてるけど、わしも第24話まではすごく面白かったのだ。ラストの2話でずっこけていっぺんに熱が冷めたけどね。
でもそれって当時のわしの年齢とも関係してるはずで、当時既に40代、あれを興奮して熱中できる歳ではもうなかった。
いいとこ、面白いか面白くないか、というくらいで。

今でもアニメ見てるし、そういう価値観でなら『エヴァ』なんかより面白い作品は山ほどある。
ただ折につけ、世代を巻き込んだあのブーム、そしてそれが四半世紀を過ぎてまだ力を持っている(ように見える)現象には、少なからず興味をかきたててくれるところではあるので、こういう分析記事なんかを読んでしまうわけなのだ。