火星の月の下で

日記がわり。

『いいなづけ』(マンゾーニ)

19世紀イタリアの国民文学とも言われているマンゾーニの『いいなづけ』を引っ張り出してきて、日がな一日拾い読みしてた。
実は岩波文庫版で読んだので、岩波での題名は『婚約者』である。
裏付けを見ると、昭和48年の第四版で、たぶんその頃買ったのだろう。
若い頃は風俗小説のように感じてあまり深みを感じなかったけど、この歳になってくると、一つ一つの描写に、なんともいえぬ奥行きを感じる。
とはいえ、拾い読みだったので、それほど深くも読んでいないのだが。