火星の月の下で

日記がわり。

パンフレットを見て

もう講師はしていないのだけど、パンフレットがいくつか未だに送られてくる。
教え子のためというより、なんか自分のために見ている感じになっていた。
この歳になっても、まだ大学生に戻りたい、という気持ちが少しあったりしているのだ。
就職とか学歴とかのためではなく、講義やゼミそのものに心惹かれるものがある。
だからランクの低いところでも学問の世界で注目している人がいたり、もう一度学びなおしてみたいと思う学科だったりそれこそさまざまだが、もう一度学問一筋だった頃に戻りたい、と思ってしまう。

それと自分が受験生だった頃、行きたい大学に希望学科がなかったり、と言うのがあったことを思い出して、
「ああ、あの頃この学科があればなぁ、今の子はいいなぁ」なんて思ってしまったり。
二十歳の頃は取り戻せないし、永遠に失われたような感覚になるが、それもまた人生かな。