火星の月の下で

日記がわり。

春節と一月期の不作

一月期の新作TVアニメが軒並み延期になっている。
憶測の範囲を出ていないが、中国における一連のコロナ騒動で下請けがストップしてしまったことが原因らしい。
まだ明確にはなっていないけど、たぶん深層に近い気がする。

ここまでは普通のニュウスだったんだが、内部報告として、
「例年春節に入ると労働力の確保に四苦八苦するのに、今年はそれにコロナが重なった」
という報告が上がっていた。
なるほど、と思った次第。
現場を離れて30年以上経つので、そこいらへんの感覚がかなり鈍ってしまっていた。
今世紀になって1クール1作品というスタイルが確立してから、1月期作品が他の4月期、7月期、10月期に比べて水準が低いことが多かったのは、そのせいだったのか、と思い至った次第。
もちろん1月期に良作が多かった時期もあるので、全体的に見て、ということだけど。

そして同時に、そこまで中国の労働力をアテにしないと成立しなくなっている現場。
これが今回あらためて思い知らされたわけでありますな。
田舎の引っ込んでしまうと、こういう情報が伝わってくるのが恐ろしく遅くなるのう。