火星の月の下で

日記がわり。

ブルックナー交響曲第4番

通称「ロマンティック」
特に第2楽章が有名で、ブルックナーの全交響曲(習作や0番、未完のものも含めて)中、一番有名な曲。
曲自体は中学の頃には聞いていたので、たぶんブルックナーの作品中、最初に聞いた曲だったかもしれない。
もう半世紀くらい前だが、当時既にこの「ロマンティック」という通称は定着していたように思う。
当時は「これがロマンティック?」 と、かなり懐疑的だったけど。(笑)

以前にも少し書いたが、ブルックナー交響曲では第3番ニ短調が一番好きだったし、今でもブルックナーと言えば第3番、と言うくらいに、重厚すぎて胸やけがしそうなブルックナー管弦楽作品の中でほとんど唯一楽しめる作品である。
当然この第4番より第3番の方が好きだったけど、年降りて聞くと、昔ほどには脂っこく胃もたれがする、という感覚ではなくなっていた。
もっとも第4番はかなり聞きやすくあっさりとした曲想ではあったけど。(あくまでブルックナーとしては、だが)

老人になると、こういう重厚すぎる作品でも耳に優しく感じてしまうのだろうか。
単に好みの変化と言うだけかもしれない。
だって重厚長大のもう一方の雄・マーラーなんかは未だに昔と印象変わらないしなぁ。