火星の月の下で

日記がわり。

安っぽい神様やのお

90年代に草の根でさんざん書いたし、ひょっとしたらここでも過去に書いたことがあるかも知れないが「神回」「神作」とかの「神〇」という表記について。
「天才」「SSS」とともにサブカルで乱用される傾向にあるこの「神〇」
強調表現だと言うのはよくわかるんだが、それにしてもヴォキャブラリーの貧困さよ。
草の根時代は見つけるたびに
「おまえさんの神って、安っぽいのお」
と煽ってたんだが、なんかもう疲れて来たよ。
そんなわけで今世紀に入ってからはあんまりこの表現について言及することはなくなってきたのだが、最近またもや目に着くようになってきた。
今回は『推しの子』第7話の感想でやたら目につく。
ひどいのになると「超神回」とかっていうふうに、さらに教養の低さを感じさせる強調詞を頭につけていたりして、その文面を見るだけで、どっと疲れが出てくる。
病身の身にはけっこうこたえるんだな、これが。

もっとも日本語の乱れ感という点では「天才」の乱用の方が気になるんだけど、この「神〇」もそうとうなもんである。
「神〇」のこの乱用を見ると、この前神社の賽銭箱を破壊したムスリムを連想してしまってしかたないよ。
最近はブログやついったよりも、YouTubeで良く見るような気がする。