火星の月の下で

日記がわり。

継承するDNA

昨日の続き。
女性天皇を認めるかどうかについて、ある程度審議が煮詰まってきて、どうやら女性天皇承認の方向になってきつつあるようです。
それについて、賛否両論、いろいろと出ているようですが、まぁ、そういうことはひとまず置いておいて、DNAの話。
この問題が出てきた時から、けっこういろんなところで耳にしたのが、「Y染色体の継承を途絶えさせてはならない」というもの。
女性天皇承認の方向が決まりかけてきて、この声がけっこう高くなってきたように思う。
なかには「神武天皇Y染色体を守れ」なんていうすごい意見も聞きました。ネット上ではなかったけど。
人類学的にはそうかもしれないのかなぁ、と思う反面、あんまりDNAのことを声高に言いすぎると、かえって皇室のほうが困るんじゃないかなぁ、とも少し思う。
だって、可能性としては、天皇渡来人説とか、実はどこかで断絶していた、なんてことがわかりかねないからね。
まぁ、例の「明治天皇すりかえ説」や、大正天皇別胤説とかまでひきあいに出すつもりもないけど、DNA情報が皇室継承条件に入ると、万世一系が物理的に否定されることになりかねないだけに、あんまりそれを理由にはしない方がいいと思うけどなぁ、戦略的に。
男子継承を主張するんなら、戦後、皇籍を剥奪された旧宮家の復興で攻めて行くほうが、いろんな意味で得策だと思うけど、どうなんだろうね。