火星の月の下で

日記がわり。

塾禁止だってさ・・・

「塾は禁止」 教育再生会議で野依座長が強調
灘高−京大でノーベル賞をとった野依氏の提言。まぁ、第1次報告書の原案には載らなかったということだから、議論の途中で出てきただけ、と見るべきなんだろうけど、こういうのが漏れてくるといろいろと議論を呼びそうですな。
個人的には、現象面としてこれだけ定着してしまってると、よほど強権的な法律でもないとちょっと無理だと思うけど、塾になんらかの歯どめをかけた方がいい、という意見には、心情的にちょっとだけ賛成。
現状の規制のない状態だと、恐ろしいことになっている塾が近郊都市なんかでけっこうあるのは事実だしね。
それとバイト学生の比率が高いので(もちろんそんなのを使わずにやってるところも多いが)教える側の年齢が若い、っていうのも、性犯罪の温床たりえる可能性をもってるんだよなぁ、学校より表面にはでてきにくいけど。
東京でも大阪でも広島でも横浜でも、けっこうそういう実例は見てきたし、それに近い雰囲気、っていうのは、塾の評判、質の高低に関わらず潜在的にかなりあるように思う。
もっとも、規制をしていても、公立学校の先生方の性犯罪とかも後を絶たないから、規制云々で変わるものでもないかもしれないけど。
現実には塾が子供達の、学校より少し大きなコミュニティの場となっていたり、記事にあるように、特に理数科目における貢献とかもあるので(もちろん実験軽視等の問題もついてまわるが)禁止にまでもっていくのはかなり無理があるとは思うけどね。