火星の月の下で

日記がわり。

キノボリトカゲ、宮崎に現れる

ちょっと古い記事だけど記録しておく。
絶滅危惧オキナワキノボリトカゲが宮崎で自然繁殖。毎日の記事。
絶滅危惧に指定される以前に飼ってたことあるなぁ、オキナワキノボリトカゲ
生息域が南西諸島なのに、なぜか宮崎で分布が確認された、というもの。
さらに20年以上前からいた、なんて証言も出てきてるので、人為分布だとは思うけど、ペット云々、っていうのはないんじゃないかな。
さて、このオキナワキノボリトカゲ、飼育してみるとわかるけど、可愛いし、ミニミニ怪獣みたいでカッコ良いし、色も本土の爬虫類にはちょっとない鮮やかなグリーンだったりして、絶滅危惧とかでなければ、ペットとして普及してほしい、と思ってしまうくらいなのだけど、系統的にも日本にいる、っていうのがかなり貴重なアガマ科なのである。
アガマ科、というと、たぶん日本で一番有名なのは、エリマキトカゲではないかと思うけど、それ以外にも、東南アジアに広く分布するクシトカゲ、色鮮やかな小型竜・モリドラゴン、西アジアに分布するレインボーアガマ等、実に美しくて、怪獣的なフォルムを持つものが多い。その近縁種が、南西諸島とは言え、日本にもいるのである。
さらにこのアガマ科、トカゲ亜目の中では、比較的イグアナ科とも近縁で、ペットショップでおなじみの中南米原産のグリーンイグアナや、カリブ海を中心に生息するアノールトカゲ類なんかを含んでいる。ガラパゴス諸島のウミイグアナやリクイグアナなんかもそう。
爬虫類の中では、ワニ、オオトカゲとともに、もっとも恐竜時代の名残を感じさせてくれるトカゲなのだ。…主観だけど。(^_^;
そんなわけで、できることなら、駆除とかの方向にはいかないでほしいなぁ。