火星の月の下で

日記がわり。

石垣島でイグアナ繁殖

石垣島でイグアナ大量繁殖…校庭の砂場で産卵

10月には、石垣市真栄里の家畜市場で体長約1.5メートルのイグアナが見つかった。ロープで捕獲した男性(28)は「口を大きく開けて威嚇し、怖かったが、牛が被害に遭う前に捕まえて良かった」と話した。8月には、明石小の廊下や体育館などで4匹が見つかった。校庭の砂場では5月にも卵数個が発見されており、前上里(まえうえざと)徹(てつ)校長は「児童に危害が及ばないうちに、捕獲を急いでほしい」と訴える。

既に産卵まで確認されているもよう。
ひと頃グリーンイグアナって、爬虫類愛好家だけでなくエキゾチックペットの愛好家にも人気があったから・・・かな。
八重山群島等の南西諸島は亜熱帯域に入ってくるので、寒冷地生息以外のたいていの生物は順応してしまうから、野生化が確認された段階で覚悟はしておくべきだったんだろうけど、それにしてもこの分布状態はなかなかすごいな。
イグアナ類は中大型になるトカゲ類の中では、比較的(あくまで中大型のトカゲとしては、だが)おとなしく人にもなれやすいので、よほどいじめるか、不用意な接触をしない限り人的被害というのは考えにくいんだけど、それでも児童とかだったら加減がわからないし、大怪我になる可能性も(かなり少ないだろうけど)あるわけで、捕獲てほしい、というのはしかたのないところだろう。
もっとも人になれやすい、というのは同時にトカゲとしてはかなり知能も高いので、ひと筋縄ではいかんかもなぁ。
あと、グリーンイグアナだとしたら、飼育下では完全草食で飼育できて、累代繁殖も可能、しかもその方が健康に良い、なんていうデータも出てきてるんだが、自然下では昆虫も食べるので、固有種に被害がでる可能性もあるだろうな。
とはいっても、牛が被害にあう、というのはかなり考えにくいけど。不用意にしっぽでも踏み、爪で反撃をくらう、くらいかな、考えられることとしては。それにしも、半樹上棲なのでかなり可能性は低いとは思うが。
ただ不謹慎ではあるけど、駆除してしまうのならかなりもったいないなぁ、という気分ではあるかな、爬虫類愛好家、飼育家としては。
これがバジリスクとかだと、石垣島までとんでいって捕獲したい、くらいに思ってしまうんだがな。(笑)