火星の月の下で

日記がわり。

ニホンカワウソ絶滅種に(ペットじゃないけど)

ニホンカワウソ “絶滅種”に指定・・・NHKなので、すぐ消えると思われるため、少し長めに引用。

国の特別天然記念物のほ乳類、「ニホンカワウソ」について環境省は、調査を続けても30年以上、生息が確認できる情報がないことなどから、すでに絶滅したと判断し、「絶滅種」に指定することを決めました。

事実上、絶滅、とは言われていたものの、いざこうして指定を受けてしまうと、何とも言えない寂しい気持ちになりますな。
最後に高知県で見つけられてから、フンの痕跡がある、とか言われていたものの、個体そのものはずっと見つからなかった。

ニホンカワウソは国内の川や海辺に生息する体長が1メートルほどのイタチ科のほ乳類で、かつては北海道から九州まで広い範囲で生息していました。
しかし、自然環境の悪化や良質な毛皮を目的とした乱獲で生息数が大幅に減り、昭和54年に高知県須崎市の川で目撃されたのを最後に確実な生息情報はありませんでした。
環境省は「ニホンカワウソ」について、国内で絶滅のおそれがある野生の動植物をまとめている「レッドリスト」で絶滅のおそれが高い「絶滅危惧種」に指定していました。

カワウソには「獺」という一字の漢字まで与えられていたことを思うと、誠に残念。
環境の悪化や生息域がせばめられていくのは、人間の方の事情を優先せざるをえないので仕方のない側面を感じなくもないけど、毛皮目当ての乱獲、というのはなんとかならんかったのかな、という気持ちもある。
先日、ジャワの方で虎の一種、ジャワトラが正式に絶滅確認されたけど、そちらも毛皮の乱獲、というものがあったみたいだし、中型以上のほ乳類の絶滅にはこの要因が強くはたらいていることがあるようだ。

ニホンカワウソはイタチ科のほ乳類で、全長1メートル前後、体重が4キロから11キロほどで手足は短く、指の間に水かきがあるのが特徴です。
川の中流下流、それに海岸近くに生息して、魚やエビなどを食べ、陸上で休むこともあります。
清流を好む動物で、豊かな自然環境がどれほど残っているかのバロメーターとされています。
二本足で立ち上がる愛きょうある姿が親しまれ、カッパのモデルとも言われていました。

河童、ガタロ(河太郎)のモデル、というのはよく聞く話だけど、同時に「カワウソ」単体としても妖怪と認識されていた地域なんかもある。
それだけ日本人に親しまれていた動物だったのだ。
今後、できるだけ絶滅種のニュウス聞くことがないようにしていってもらいたいものでありますな。
ハンザキ(オオサンショウウオ)や南西諸島の蛇なんかも、しっかり保護していってもらいたい、と切に願う。