火星の月の下で

日記がわり。

初音ミクのクラシック&ミクラシック

日経に記事があったので、とんでいって見てみると、すごい秀作そろい。デムパ系や洗脳系もあって最高です。
日経の記事は、ドイツ語やイタリア語で歌わせているすごさについて書いてたけど、それ以外にもすごいのがあるのね、ちょっと気づかなかったよ。
ということで、個人的に面白かったのをいくつかピックアップ。
魔王シューベルト。ドイツ語特有の語末の子音の残りをうまく表現してる。かなりがんばってると思う。
交響曲第25番ト短調・第1楽章モーツァルト。「みょ」で歌うモーツァルトの25番。ひっくり帰った。すごすぎ。(笑)
モーツァルトは50数曲の交響曲を残し(通し番号では41番が最後の作だが)その中で短調が主調の曲は、有名な第40番ト短調K550と、この第25番ト短調の2曲のみ。
通し番号としては少し離れているが、28番、29番と同時期に描かれた、モーツァルト十代の交響曲の中で傑作と言われる3曲のうちの1曲で、けっこうファンも多い曲である。
それが冒頭、いきなり「みょみょーみょーみょーみょー」で始まるすさまじい洗脳デムパ系になってて、のけぞってしまう。(^_^;
ご丁寧に、提示部のリピートをちゃんと入れてるので、7分あまりの長い曲になってしまっているが、このすごさだと割りと納得してしまうデキだ。
恋とはどんなものかしらモーツァルトの歌劇『フィガロの結婚』よりケルビーノのアリア。イタリア語。
個人的には「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」の法がすきだけど、この曲ももちろん好きなので、聞き込んでしまった。比較的母音で終わることの多いイタリア語なんか作り安そうな気はする。気がするだけだが。(^_^;
懐かしい木陰よヘンデル『オンブラ・マイフ』より。選曲も良いけど、すげー声質とあってる。
『平均律クラヴィーア曲集2』第9番 BWV878のフーガJ.S.バッハ。すごいのは、歌詞のない器楽曲に、ミサ典礼文のKyrieをあてはめる、という神をも恐れぬ快挙に出ている点。これ以外にもいくつかあがっているようだ。
『平均律クラヴィーア曲集2』第9番 BWV878のフーガ・仏教徒ヴァージョン。その中のひとつがこれ。仏教徒ヴァージョン。ミクが「南無阿弥陀仏」を連呼している。この違和感がたまらなくステキ。(笑)
夜の女王モーツァルト歌劇『魔笛』より夜の女王のアリア。ドイツ語が上の魔王と比べてかなり悲惨なことになってるけど、なんか一生懸命歌ってるみたいで、意外と萌える。(笑)
ハレルヤ・コーラスヘンデル・英語版。
カルメン前奏曲ビゼー歌劇『カルメン』・・・「にゃ」で歌うシリーズ。猫が歌ってるみたいですごく可愛いんだけど、トリルとかどうしてるのかなぁ。
トッカータとフーガニ短調J.S.バッハ。「ちゅ」でうたっとりま。
交響曲第5番ハ短調第1楽章ベートーヴェン。「ミク」なのか「クミ」なのか。(^_^;