火星の月の下で

日記がわり。

◇奈良のマスコット

2月16日に少し書いた平城遷都1300年祭マスコット、けっこうマイナスの方向でいろんなところに取り上げられ初めて、ああ、やっぱり世間様も同じことを感じていたんだなぁ、と思いなおし、あらためてこのデザインの恥ずかしさを実感してしまった次第。
公式サイトでももう上がってるし、これでいっちゃうんかなぁ、とかなりなさけない気持ちになっている。
で、今朝の毎日新聞を見ると、1面でこれが取り上げられていて、市民から批判噴出。しかし、主催者は変える意思なしという記事が載っていた。
最初にニュースが出たときには、このデザインをした彫刻家について、まったく知らなかったので、たぶん地元の高名な彫刻家なんだろう、と思ってたら、東京芸術大大学院教授という肩書きもある人のようで、奈良とはあんまり関係がなさそう、少なくとも奈良居住の人ではなさそうだ、ということが判明。
なんでこんな外の人の、しかも激しくセンスの悪い、仏罰でも下りそうなデザインになったのか、ますますわからない。
さらに、これも第1報の時にはわからなかったのだが、このデザイン料に、税金から500万も払われていたらしい。
奈良県民として、なんかもうなさけないやら悔しいやらで、激しく脱力してしまう話だ。
上の記事で紹介されている「1300年祭を救う会」・・・ワタクシも積極的に署名したいところなんだけど、どうも簡単にググッてみた限りだと、どこにHPがあるのかわからない。まぁ、あとでもう少し真剣に探してみるつもりではあるが・・・。
それにしても、世界遺産登録地はイベントをするとき、計画段階からユネスコに了承を得る義務があるのに、全然それをしてなかったり(現在でもちゃんと了承をとっているのかどうか不明)、こんな市民から猛反発を受けるなさけないマスコットを、県外の人に発注して、しかもそれに血税から500万も出していたりと、もうやることなすことダメダメになっていきつつあるね。
裏で黒い金が相当動いていることが予測されるんだけど、こんな文化破壊イベント、とっとと中止になったらいいのに、と思うことしきりである。
なお、奈良県は経済規模が小さいのでそれほど目だってないが、京都市大阪市、府と同様、いつ財政破綻してもおかしくない、超・赤字自治体である。