火星の月の下で

日記がわり。

▼奈良の寺院と警備体制

中心地ではないけど、一応奈良居住者になって、数年、いくつか気づくことがあったので、簡単にメモ。
神社や寺院が半端じゃなく多いので、そっち系に興味があるものにとっては、パラダイスみたいなところなんだけど、引っ越してきてからいつも気になっていたことがあった。
それは警備体制
先日も法隆寺唐招提寺にコキントーが来て、警備の様子やら何やらが報道されてたけど、ああいうことがなければ、奈良の警備体制はすこぶる甘い、と感じることが多い。
法隆寺クラスの、世界的に有名なレベルにまでなると、そうでもないだろうけど、奈良というのは、小汚い通りにある小さな遺跡や、くたびれた町中にあるくすんだ寺院の中にも1級の国宝があることが多く、うちの近くの寺院にも、たいていの奈良ガイドブックには乗っている国宝が鎮座している。
具体的に書くと犯罪を誘発しかねないので、固有名詞とかは極力ボカして書くけど、この寺も、そして少し離れたところにある寺院も、町の中に陥没していて、事前に情報を持っていないと、わからないようなちっぽけな寺院である。
ところがそれでも創建から1000年は楽に経ってるのがゴロゴロあって、まぁ、さすがはその辺、古都らしいのだか、そこで展示されている国宝が、もうほとんど警備していないにふさわしい状況。
展示室みたいなところに、寺の氏子というより、血族だかみたいな一般人っぽいのが、カジュアルな服装でほとんど参拝客を見るでもなく一人で受付をしていたり、国宝をただ雑然と置いているだけで、かんたんに盗めそうだったり(電子センサーとかはまるでなさそうである)、そもそも窃盗意識がなくても、ちょっと手を伸ばせば触れそうなところに鎮座させてるのはいかがなものか、と思うんだけどなぁ。。。
こういう小さい寺、そして管理している人間もきわめて少ないところでは、一応「写真禁止」の張り紙があるにも関わらず、平気でバシバシ撮ってる観光客もいて、ほとんど注意もされない。
最初の頃は、たまたま行った日の管理がそうだったのかな、とか、この寺だけの現象かなも、とか思ってたが、いくつか回ってると、必ずしもそうではないようにも思えてくる。
法隆寺とか、東大寺とか、薬師寺とか、まぁ、そういった敷地もでかいクラスになってくると、さすがに人員も豊富で、そういうこともなくなってくるけど、小さなところになってくると、かなり危険な感じがする。
今までは、宗教施設だしそういった窃盗みたいなことをすると仏罰が下るかもしれない、という信仰心や性善説が歯止めたりえたのかも知れないけど、特亜のキ○ガイどもがノービザで入ってくるようになったりすると、かなり心配である。
人員の問題とかは、小さな寺では無理かもしれんけど、せめて電子センサーとか警報装置とかもっと充実させるべきなんじゃないかなぁ、と強く思う。
受付のにーちゃんから見えない位置に、1級国宝が、ちょっと手を伸ばせば触れられる位置に、ガラス戸もなにもない状態で置かれている、という展示方法なんかは、すぐに改めるべきだと思うけど・・・。