火星の月の下で

日記がわり。

全勝昇級と1期抜け

第70期順位戦が全級終了したんだが、今期はなんかいろいろとすごかった。
A級:羽生善治二冠 9勝0敗 名人挑戦。
B級2組:広瀬章人七段 10勝0敗 1期抜け。
C級2組:阿部健治郎四段 10勝0敗 2期抜け
C級2組:中村太地四段 10勝0敗 6期抜け
C級2組:船江恒平四段 10勝0敗 1期抜け。
・・・と、A級:羽生二冠の名人挑戦を含めると、今期は5人も全勝昇級が出たことになる。
さらに、上の広瀬七段、船江四段に加えて、
B級1組:橋本崇載七段 9勝3敗 1期抜け。
C級1組:佐藤天彦五段 8勝2敗 1期抜け。
・・・の2人を含めて、4人が1期抜け。
過去記録を調べてないけど、全勝昇級と1期抜けがこんなに多かったのって、初めてか、それほど多くないか、だと思う。
C級2組は3人も全勝者が出たので、順位6位(全42人)で9勝1敗の菅井四段が頭ハネを食ってしまう(しかもそのうちの1敗が全勝の対船江四段戦だったので、これがなかったらC2の全勝が4人だったかもしれない)という悲劇まで生まれてしまうすさまじさ。
A級の羽生二冠を除いて、全員が二十代、ということで、若い世代の波が押し寄せてきている感じがする。
55年組、チャイルドブランドのときもそうだったけど、人数という点に限って言えば、今回の流れの方が大きいのかもしれない。上に上げた以外にも、昨年の王将戦に出てきた豊島六段に4年でB級2組まで来ている戸辺六段とかもいるしね。
いずれにせよ、今後。
今のところ結果をちゃんとだしているのが、広瀬七段の一昨年の王位奪取だけなので。