火星の月の下で

日記がわり。

羽生、NHK杯4連覇

トーナメントで4年連続優勝って、なにげにすごいな。
ちなみに過去、4連覇はもとより、3連覇した棋士すらいなかった。
2連覇でさえ、ごく初期のラジオ将棋の時代に大山(第4期〜第5期、54年度、55年度)と、羽生自身が過去に1度(第47期〜第48期、97年度、98年度)、それに最近の佐藤(康)(第56期〜第57期、06年度、07年度)の3回だけなので、どんなに突出した記録かがわかる。
しかし羽生のテレビ将棋を見ていて思うのは、他の天才達より抜群に序盤がうまい。
だいたい序盤研究家というのは、終盤はそれほどでもないことが多いので、この序盤研究もかなりの水準を維持している終盤型の羽生のすごさ、というのが、時間の短い将棋だと存分に発揮される、ということなんだろう。
若い頃の羽生もそうだったけど、天才肌の人って序盤が粗いからね。
ところで、通算10期なので、初代名誉NHK杯になるのかな?