火星の月の下で

日記がわり。

○「先生」呼称について

昔から「先生と言われるほどのバカでなし」という言い回しがあるが、やはりTPOを考えて使うべきであろう。
・・・と思ったのも、某アニメBDの宣伝文句で、
「○○先生書き下ろしの小説がついてくる」・・・とか、
「○○先生の豪華イラスト付きボックス」・・・みたいな煽り文句にひっかかるものを感じていたので。
「○○先生」という言い方は、その弟子筋なり、影響を受けたクリエイターなり、ファンの側からの自主的な敬称としてなりが前提で、一般の消費者に対して使っていいのかどうか。
消費者もファンなのだから、という理屈があるのかも知れないが、広範囲に流す宣伝としては、やはり「作り手」と「顧客」の関係ではないだろうか。
「お客さまは神様です」なんてことばを持ち出すつもりは毛頭ないけど、作り手の側が、自分達に属する方を「先生」と言ってしまっているのは、なんとも傲慢な印象を受ける。
会社組織などでも対外的に問い合わせがあったりすれば、たとえば鈴木課長だとするとヒラ社員でも「鈴木はただいま席を外してしております」と言うだろう。「鈴木課長はおられません」なんて言わないはずだ。(もちろん家族からの問い合わせ等であれば、身内なので「鈴木課長」となるだろうけど)
些細なことだけど、日本語の乱れという範囲を超えてるような気がする。
そう思って注意していると『サムゲ荘のキムチな彼女』でも「鴨○田一先生書き下ろしの〜」・・・なんて言っているのが耳に飛び込んできた。
やっぱりここの製作は日本語が不自由な人達だったようだ。