火星の月の下で

日記がわり。

magとpicの時代

嘘八百が並べ立てられていることで有名な日本語版Wikipediaをなにげなく眺めていたら「MAGフォーマット」の記事があったので、拾い読み。
ザッと見ただけだが、そんなに極端な嘘はないかな。
まぁ、嘘八百が多いのは国内人文関係ではあるけどね。
パソコン通信時代の話題がときどきまとめ掲示板なんかで取り上げられているけど、大半があのモデムの呼び出し音とテレホタイムで、肝心の中身についてはあんまり出てこない。
しかし当時を生きていた者としては、草の根こそパソ通だったし、初期CGに傾倒していた人間としては、なんといってもMakiちゃんとPICの時代だったのだ。
X68党だったので、メインはPICだったけど、最初は「ZIM」というのを使ってた・・・と書くとどういうツールを使ってたのかバレてしまうわけだが、圧縮とかっていう概念はまずそれで知った。
しかしPICと出会うと、ZIMなんてほとんど圧縮してないじゃん、と思えるくらいの驚異的圧縮で、たちまちPIC形式メインで制作、閲覧するようになってしまった。
このあたり、操作手順が簡単なんでほとんどNET-Cock系しか行かなくなってしまうのと割と似てたかな。
一応、工□ゲ用にPC98、高度な作画用にMacAmigaも所有してたけど、メインはX68・・・になったのも、あの草の根をメインにするようになっていたから、というのもあったのかもしれない。
しばらくしてMAKIちゃん形式と言うのを知り(登場はMAKIの方がPICより先だったと思うが)やがてその発展形と言っていいMAGを知ることになる。
MAG形式は閲覧専用で制作をすることはなかったけど、もっぱら90年代半ばくらいまではMAGとPICの両形式が主戦場。
90年代半ばのjpegって不可逆の欠点がかなり「目に見える形」であって、国際標準っぽい点以外はあんまりいじることはなかった。
とまぁそんなことをつらつら考えてしまったわけだが、今ではあんまり画像形式には頓着しなくなってしまった。自分で制作しなくなってしまっている、というのもあるけど。