火星の月の下で

日記がわり。

○ネコダを知らんのか

少し前のこと、教え子と話していて、少しばかり考えてしまった。
その教え子はバレーボールをやっていて、バレーボールの推薦で大学に行き、そこでも続けてゆくゆくはプレミアリーグが夢なんですよ、みたいなことを言っていた。
ただバレーボール選手としては上背が足りないので(それでも私からすれば長身なのだが)「たぶんこの先セッターですかね」・・・というような話をしていたときのこと。
私が「○○大の猫田になればいいじゃないか」と言ってやると「ネコダって誰です?」と返ってきた。
猫田勝敏を知らんのか、と少しばかり絶句。
一般人ならもうかなり昔の人なので知らなくても仕方ないけど、仮にもバレーボールをやってて、ポジションがセッターで、ということなら、猫田の名前は知っていてしかるべきだろうに。
確かに、彼が生まれるはるか以前の選手だし、時代的には実感がない、というのもわかるんだけど。
先人の遺業っていうのは、その分野にいる人なら知っておかなくてはいかんよな、と思ってしまった次第。
もっともその翌日、おそらく専門誌とかで調べてきたのだろう、「先生、ネコダってものすごい選手だったんですね、ボクも希望をもってがんばります」と目をキラキラさせて言ってたのがせめてもの救いだったけど。