火星の月の下で

日記がわり。

○蝶々夫人とミカド

半分政治ネタっぽいので、音楽タグではなく、いつもの趣味マーク(○と◎)で。
半島で公演予定だったらしいプッチーニ作曲の『蝶々夫人』が中止になったらしい。(シンシアリーさんのブログから)
このご時世なんで、日本色が強いものを排除したかったかららしいんだけど・・・あれって音楽はともかくお話はけっこう侮日色が強かったように思うんだけど、とにかく日本がからむとイヤなんだろう。
日本のオリエンタリズムが18世紀頃から少しずつ知られ初めてきて、乏しい情報の中で欧州的見地から架空の「日本物語」がポツポツ現われ始めるんだけど、今日歌劇として名を残しているのがこの『蝶々夫人』とサリヴァンの『ザ・ミカド』。
両者を比較してみると、まだ『蝶々夫人』はまともな方で『ザ・ミカド』はほとんどオリエンタル・ファンタジーである。
そういやバローズにも『密林の謎の王国』という作品があって、カンボジアを舞台にしたジョン・カーター的な作品があった。
このあたり、欧米系白人の異世界感なんだろう。