火星の月の下で

日記がわり。

○パロディ権

英国で「パロディ権」が認められるスラドさんのとこより)
パロディは文化?それとも違法?クローズアップ現代
著作権法に「パロディー」規定検討へ 文化審小委日本経済新聞
下の2つはスラドさんの記事中にリンクされてあったので、便乗。
日英でのパロディ権なるものへの議論、ということらしいけど、英国はひとまずおくとして、我が国の場合、パロディと剽窃の境目が極めて曖昧なだけでなく、その隣接範囲があまりに広いので、よほど明確に「パロディである」というものでない限り適用は極めて難しいと思うのだがどうなんだろう。
現状でもそういう権利を設定しなくても二次創作に対しての権利があったようなので、それを厳格かつ適性に運用すればなんとかなるような気もするので、当然そういう「あまりにも明確なパロディ」であるものではなく、もっと下位のところにまでふみこんでいってくれる、と信じたいのだが・・・。
でも難しいよなぁ、実際の運用となると。
ひところ流行った(現在でも有効ですが)引用マークみたいなのをつけてれば桶、みたいなことではカタがつかないと思うし、こういう境界が曖昧なものは必ずその接点スレスレのところを狙ってくるヤカラが出てくるのはもう今から目に浮かぶようだし。
あと、これは暗黙の了解なんだろうけど、規制があることを利用として、そのスレスレのところをうまく転用して商売している連中もいる。
そういう連中の処遇をどうするか、みたいなことも関係してくるように思うのだが、どうなんだろ。